知らないと損!外壁についたカビ、コケの対処法
家の外(外壁)で悩まされているもので、ダントツで多いのが”コケやカビ”が生えてしまっていることです。
『壁に緑色のコケみたいなのが付いてしまって、どうすればいいの?』
『除去策・予防策はないの??』
こういった疑問に回答していこうと思います。
目次 1.家の外壁に付いてしまっているものは何か?? 2.なぜコケやカビが生えてしまうのか?? 3.コケやカビを放置するとどうなる? 4.状況別の危険度とは 5.外壁にコケやカビ付いてしまった時の対処法(DIY) 6.外壁にコケやカビ付いてしまった時の対処法(プロに依頼) 7.外壁にコケやカビを予防する対策3選 8.まとめ |
Contents
1.家の外壁に付いてしまっているものは何か??
緑色や赤色のものが付いている場合はコケや藻。黒いものはカビの可能性が高いです。
どちらとも”菌類”になります。コケとカビの違いですが。
種 類 | 特 徴 | 性 質 |
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色は緑が中心ですが赤色や褐色のものもある。 | 胞子で増える陸上植物で、基本的には陸上で活動し ます。湿った場所を好む性質があります。 |
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外壁の場合、緑色でないものがカビの場合が多い。 またどちらかと言うと黒っぽい色をしている。 |
胞子によって増殖します。 梅雨、台風の季節など湿気の多い時期・場所に多く繁殖します。劣化や腐敗で異臭を放つこともあります。 |
という違いがあります。コケやカビは一度生えたらなかなか完全に除去するのは一苦労です。『高圧洗浄や水ぶきしたけど、また生えてしまった!』という経験をされた方も多いと思いますが、それは表面のコケ・藻を落しただけで、外壁材の中に根付いていて、完全に除去できなかった可能性が高いです。
2.なぜコケやカビが生えてしまうのか??
外壁にコケやカビが生えてしまう原因は”外壁に湿気や結露などの水分が停滞しやすい環境になっている”こと”家などの建物で外壁材の機能性が、低下していること・外壁そのものの特徴”が原因です。コケやカビなどの菌類は植物になります。
植物は水分がないと光合成を行うことができません。なので湿気が多い場所を好みます。次にどの環境・状況でコケやカビが生えてしまうのかを解説していきます。
【原因その1】環境
周辺に日光が当たらず、水分(湿気や結露)が滞留しやすい
外壁に水分が溜まりやすい原因は主に”水が近くにある”・”日光が当たりにくい”環境下であることが起因になります。家の近くに川が流れていたり、お隣の家の目隠しで木などの植物やフェンス、家で影になってしまっているところがコケやカビが生えやすくなっています。家で時にその状況になりうるのが”北側の外壁面”になります。
部屋と外の温度差が大きい
エアコンなどの冷暖房を使用したりすると、外との温度差が発生します。温度差があると空気中の水分が気体から液体に変わります。その水分が結露として外壁に付いてしまうのも原因の一つとなります。
【原因その2】外壁の機能の低下・特徴
外壁の”防水性”の機能が低下している
新築の外壁材は色を付ける時に塗料を使用します。その塗料にはリフォーム用の塗料と同じように”防水性”のある塗料を使用しています。
その”防水性”が低下すると外壁材そのものが水分を染み込みやすい状況になるため、コケやカビが生えやすい環境になります。
外壁がレンガ調・デザインがあり、模様(凹凸)がある
外壁に塗装でなく凹凸のある模様があるとへっこんでる部分が水分が溜まりやすい状況になります。水分が溜まりやすいと、その水分でコケやカビが生えやすい環境の出来上がりです。
しかし、新築時には先ほど述べたように外壁材には塗料を塗布しているので”防水性”があります。なので、その”防水性”でへこみがあったとしても、水を弾いてくれるので水分が溜まりませんが、やはり外壁の”防水性”は重要と言えます。
3.コケやカビを放置するとどうなる?
コケやカビは水分が溜まりやすいところに生えてしまう菌類です。風で飛んできた胞子が付着してしまったところから水分を養分にしてドンドン増えていきます。
外壁にコケやカビが生えてしまうと美観が失われる事が皆さん気にされる方も多いと思いますが、家の中でカビが生えると人や建物に悪い影響があると同じように、外のカビも同じように悪い影響を及ぼす可能性があります。
2次原因(2次起因)的に健康被害につながる可能性がある
カビ、コケはアレルギーの原因になります。カビ、コケの胞子を人が吸い込むとカビ、コケによる感染症とカビによるアレルギー反応の被害になる可能性があります。
感染で起きる可能性の感染症として、肺炎・食道炎・胃炎などがあります。また、アレルギーとしては、喘息・アトピー・アレルギー性鼻炎になりうる可能性があります。
外壁の浮きやひび割れ、膨れの原因となりやすい
カビ、コケが繁殖しているという事は、外壁の防水性が切れている状態と先ほど述べましたが、外壁の防水性が切れてくると、外壁材が水分を帯びるようになります。そうなった状態で衝撃が加わると、外壁材にひび割れたりします。そのひび割れをクラックとも言います。
そのひび割れにカビ、特にコケがはえてしまうと、コケが繁殖するにつれて、ひび割れの大きさを広げてしまう可能性があります。またそれをさらに放置していると、外壁と躯体(家の骨組みみたいなもの)にカビ、コケが生えてしまい、外壁そのものを膨らませたり、押し割ったりしてしまうこともあります。
そうなってしまうと、思ってもいない高額な修理がかかるケースも少なくありません。そうならないように早めの対策を取るのが良策だと考えます。
4.状況別の危険度とは
危険度1(小程度) 表面に付着した程度の軽度のカビ、コケ
薄い布などでふき取って取れる程度の軽度のカビ、コケは危険度はそこまで高くありません。
危険度2(中程度) こすっても取れない根深いカビ、コケ
こすったり、ふき取っても取れない、根深いカビ、コケは注意が必要になります。外壁の防水性が低下した状態になります。外壁塗装には”防カビ、防藻性”という、菌を抑制する効果があります。塗装の計画を立てるポイントになります。
危険度3(高程度) 外壁に盛り上がってるような強力なコケ
外壁に盛り上がってるような強力なコケは要注意です。外壁材の防水性が無くなり、中まで水分が浸透している可能性があります。
また中までコケが生えてしまうと外壁材そのものを破損させるリスクや雨漏り、シロアリなどの2次原因を引き起こす事もあります。早めに手入れ(外壁塗装)の計画を立てる事をおすすめします。
5.外壁にコケやカビ付いてしまった時の対処法(DIY)
危険1(小程度)や危険度2(中程度)であれば、外壁そのものの改善はできないものの、カビやコケを洗剤を使って除去する事ができます。
すべてのカビ、コケに対応できる訳ではありませんが、ある程度のカビ、コケであれば、除去することができます。その材料をご紹介します。
準備するもの
5-1.ゴム手袋
手を保護する時に使用します。
カビやコケを除去するくらいの材料を使用しますので、保護しないと手が荒れたりするので、注意が必要です。
5-2.保護メガネ
カビやコケを落とすくらいの洗剤を使用するので、目に入ったら大変です。保護メガネを使用し、目に入らないように注意しましょう。
5-3.雑巾などふき取りができるもの
雑巾などにカビやコケを洗浄する洗剤を染み込ませて、壁に対して塗布していきます。塗装用のローラーでも良いです。
5-4 カビ、コケをおとす洗剤のおすすめ
次にカビやコケを壁用の洗剤を紹介します。
サイディングなどの外壁以外にもタイルなどにも良いので、床タイルにカビやコケがこびり付いている所に使用するのもおすすめです。
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6.外壁にコケやカビ付いてしまった時の対処法(プロに依頼)
プロに依頼する場合です。
先ほど説明した場合のDIYでする時と同じようにする場合もありますが、強力な高圧洗浄で洗い流す方法もあります。
その中でも”バイオ洗浄”がとても有効な手段となります。
バイオ洗浄とは高圧洗浄用の洗剤を水で希釈して、高圧洗浄で外壁に塗布した後に数分後に高圧洗浄機で洗い流す方法になります。
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7.外壁にコケやカビを予防する対策3選
7-1.超低汚染系の塗料を使用し、外壁塗装を行う。
外壁塗装には”防カビ・防藻性”というカビやコケなどの菌類を抑制する機能が付いています。
そのなかでも”超低汚染性”と付いている塗料は雨水などできれいに洗い流す効果を有していますので、特におすすめです。
7-2.バイオ洗浄(洗剤による高圧洗浄)を行う。
次に6で説明したバイオ洗浄を行う方法です。バイオ洗浄を行う事で、滅菌し、繁殖を抑える効果があります。
その後に外壁塗装で”防カビ・防藻性”のある塗料で塗装を行えば長期的にカビ、コケを抑制することが期待できます。
7-3.防カビ・防藻性の塗料で塗装する
先ほども話をしましたが、外壁塗装の塗料には”防カビ・防藻性”という機能があります。
その効果を活かすことにより、菌の抑制を促します。
8.まとめ
いかがでしょうか。カビやコケは放置してしまうと、大きな被害になる場合もあります。DIYでも良いので、メンテナンスを行い、プロに外壁塗装を依頼して、大切な住まい(建物)を守っていきましょう。
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