塗料の成分と劣化のメカニズム
今回、塗料のことについて、記載しました。理由として『塗料のことが良く分からない』とお客様からよく言われるからです。
実際、訪問する営業の方や職人の方も良く分からない人も少なくはありません。
営業マンは会社で販売する商品には詳しくても塗装専門としての知識が少ない方もいらっしゃいますし、職人は塗装をする技術を重視される方が多いからです。
では、お客様はどうでしょうか??
もちろん、実際に塗装する職人の技術も重要ですが、どんな材料でどんな性質をしたものを塗装するのか、
心配されるお客様もいらっしゃると思います。
そのような方に少しでも『塗料とはどういうものか』を知っていただければ幸いです。
Contents
塗料を構成する4つの成分量の違いで耐久性は変化します。
塗料は『顔料』『樹脂』『添加剤』『溶剤』の4つの成分で構成されています。
この4つが絡み合うことで、建物を紫外線や雨水から守る『塗膜』になります。
成分の配分量の違いで、価格や耐久性も変化します。
一般的に樹脂が多い塗料ほど高価になりますが、その分、耐久性も高くなります。
塗料は安いだけで選ばないこと。
耐久性が低くなり、すぐに塗り替える必要になる可能性があります。
塗り替えるスパン(長さ)をどのくらいの頻度で塗り替えるかの計画を立てて、
塗料を選ぶようにしましょう。
顔料
顔料は、それ自体が色を持つ粉末固体で、主に塗料の色彩などを形成する成分。
顔料そのものが私たちの目に塗膜として見えます。
樹脂
塗料の主成分である顔料だけでは塗膜として機能しません。
樹脂は、顔料を膜として強固に密着させる働きを持ちます。
また、樹脂の種類によって耐久性や機能も決まります。
添加剤
防カビ、防藻、低汚染(汚れがつきにくいこと)、抗菌など、塗料の機能を向上させる補助薬品のことです。
塗装の目的とする機能や用途に応じて、必要な添加剤を混ぜ合わせることで、効果を発揮します。
溶剤(有機溶剤または水など)
シンナーや水など、樹脂を溶かしたり、薄めたりするための透明な液体です。
塗料を適正な粘度に調整したり、塗膜の仕上がりを良くしたりするために使用します。
塗料の劣化を引き起こす最大の原因は太陽光の紫外線
気温や酸性雨など、塗料を劣化させる要因はいろいろありますが、最も大きな原因なのは、
太陽光の紫外線です。
紫外線は、塗料を塗った表面の0.1mm程度まで浸透し劣化させます。
塗料が劣化すると、顔料を結合している樹脂層も劣化していき、顔料の離脱が応じてきます。
この現象をチョーキング(白亜化)と言います。
触ると白い粉がつく現象です。
劣化の度合いは塗料の成分によって異なります。
まとめ
屋根塗装や外壁塗装に使用する樹脂の結合はアクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素(フッソ)系の樹脂の順で高くなり、耐候性(塗料の耐久性のこと)も大きくなります。
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