2019年05月21日

塗装工事専門店と営業会社の違いを知る

塗装工事専門店と営業会社（訪問販売業者）の違いを知る

一般的に営業会社（リフォーム営業会社・訪問業者など）よりも塗装専門会社に直接依頼する方が屋根や外壁の塗り替え（屋根外壁塗装）の代金が安くなることは以前に書いたので、お分かりいただけたと思います。

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しかし塗装工事を営業会社で依頼するより塗装専門店が優位なのは価格だけではありません。リフォームや塗装の営業会社は中身は完全に営業専門店です。

その営業マンは契約を取る為にセールス技術はあっても施工（工事）の経験が全くありません。ですので、いろいろな塗料の性質や塗り方のバリエーションを熟知している営業マンはほとんどいません。

驚いたことに一人で現場（工事）を調査できないような素人営業マンも実に多いのが現状です。この場合、素人営業マンは下請け業者の人を従えて現場を調査したり、測量（実測）だけ行い、下請け業者が作成した見積書に金額を上乗せするだけだったり、契約してから下請けに『この金額なので、お願いします』と金額だけ言ってあとは下請け業者にお任せだったりします。

ちなみに上乗せする金額は下請け業者の金額に３０～４０％の利益を乗せていたり、補修があることを想定して、実際かからない金額も見積もりの項目には入れずにほかの工事項目に金額を上乗せしていたりします。そのような業者は単なるブローカーつまり上乗せ業者なので注意が必要です。

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下請け業者と一緒に現場調査をするような営業マンや『今度もう一度、うちの技術の者に見せてから見積をだします』と言うような営業マンと契約しても、それは所詮、素人との契約なので高額で質の低い塗装工事になるだけなのです。これに対して塗装工事専門店であれば、現場に関する確かな知識と豊富な経験を併せ持った塗装のプロが最初のご提案から最後の引き渡しまで責任をもって担当してくれます。

また、塗装工事で当初の予定とおりに工事が終わるのは稀で、大半の場合は工事途中で雨が降ったりで延長する以外にも追加工事や変更が発生する場合もあります。こういった追加や変更もの瞬時に対応できますし、職人に対する指示も的確な上に工事がスムーズです。しかし、営業会社の場合はすべて『お客様→営業マン→下請け業者の現場管理人→職人』という、まるで伝言ゲームのようなやり取りになってしまいます。そのため、お客様のご要望が工事を担当する職人にまで正確に伝わりにくく、これがトラブルに発生するケースも多々あります。

そればかりか、年季の入った下請けの職人や現場管理者に押されて、まともに指示も出せずにお客様と板挟みにあっているような営業マンも決して少なくないので、この点は注意が必要です。

それから営業会社と下請けの塗装工事専門店との関係では、どうしても元請である営業会社の方が立場が強くなります。それは下請けの塗装工事専門店からみればお客様は営業会社になるからです。

そのため営業会社が無理な値引きをして契約に至った場合などには、その値引き分がそのまま下請けの塗装工事専門店のコストの切り詰めにつながり、適切な工事をするうえでとうてい不可能と思えるような金額で塗装工事を余儀なくされます。こうなると下請けの塗装工事専門店は手間や材料を省かざるを得なくなり、これが手抜き工事をつながるケースも少なくはありません。

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このように塗装のプロである塗装工事専門店が価格力、提案力、技術力、現場管理能力のどれを取っても、一般的に営業会社よりも優れている傾向があります。しかし、逆に営業会社が優れている点もあります。それはサービスです。営業会社は営業の会社であり塗装工事を『サービス業』として捉えています。そのため営業会社の方がサービスは充実しています。担当の営業マンがイベントに招待したり、商品券などの抽選券を配布したり、また営業マンの対応もとても親切です。

こういった営業会社のサービスに金額や提案力、技術職の差を解消するだけのメリットがあるかどうかは、消費者一人ひとりの判断になります。きめ細やかなサービスや接客を求めるのであれば、営業会社を選択すればいいですし、営業会社に決して安くない中間マージンを支払いたくないと思う人は塗装工事専門店にお願いすれば良いと思います。

いかがでしたでしょうか？？塗装工事専門店はどうしても営業会社の営業力には負けてしまいます。それは、塗装工事専門店は営業マンより職人の方が多く、営業をしている人を限りなく少なくするからです。塗装工事を専門にするにあたって、どうしてもそうなってしまうのでが実情です。もしこのブログを見て、塗装工事専門店に屋根や外壁に塗装工事を頼みたいと思っていただければ、幸いです。

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