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外壁塗装の見積項目に正解はありません。〇〇です。

 

外壁塗装や屋根塗装、リフォーム工事などの見積には色々な項目が記載されています。材料、仕様、数量、単位、単価などの記載はもちろんですが、見積を比較したときに『A社にはこの項目があるけどB社にはない…どういうこと??』みたいなことが多々あります。それは、民間の工事において『こう書かないと不正解!!』ということは無いからです。次の質問からなぜそういう事が起きるのか・どういう見積が信用できるのかを解説していきます。

 

質問

今、何社か見積を取っていて、気になる項目があったので、質問させていただきます。それは、見積もり書に「現場管理費、諸経費等」という項目があり、これが10万位しています。他の見積り書には、そういうことが載っていませんでした。この会社の書き方が正しいのか、書いてないところはどっかで乗せているのか?それに、10万円っていうのは相場的にあっているのか・・・どうなのでしょうか?

 

結論

結論から話をすると現場管理費のみ、諸経費のみを見積を記載しているのならまだしも、どちらとも計上しているのなら、その業者は信用できません。また説明もされていないのなら、もってのほかです。説明をしていきます。

 

もくじ

①現場管理費、諸経費について

②信用できる見積は〇〇です。

③まとめ

 

①現場管理費、諸経費について

 

まず管理費とは【現場管理費】と【一般管理費】の2種類あります。複雑な説明はしませんが【現場管理費】とは現場に係わる管理費のことになります。主に工事保険や現場における火災保険や現場管理者の費用などになります。また施工図面を作成するような大規模な工事の場合はその図面作成費用も現場管理に入れる場合もあります。

 

【一般管理費】とは主に工事入るにあたり、事務的な処理における管理費になります。工事に必要で毎回注文する在庫にあたる消耗品の管理や工事における事務手続きなどになります。そして、様々な管理費を総合して【諸経費】と言われることもあります。…おかしいですよね。管理費という諸経費を見積に計上していて、諸経費を別に計上しているということは費用を2重に見ているということになります。

 

予想でしかありませんが、これは下請けの会社が【現場管理費】として計上して、元請けの会社がそのまま記載して【諸経費】として、利益を上乗せした可能性があります。注意が必要です。また一式10万円で計上しているのも塗装工事の費用としては、諸経費の金額が大きいようにあります。外壁塗装工事であれば、現場管理費などを計上するのであれば、諸経費として1.5~5万円ほどではないでしょうか。

 

しかし、塗装工事のみで諸経費を計上することは少ないです。塗装工事と大工工事など他の工事や修理が伴う場合など、自社以外で工事する場合に協力店に指示や監理をするので、その時に計上するのが一般的かと思います。ちなみにここでいう監理とは工事状況をチェックすることで管理と違います。

 

以前にも記載していますが、塗装工事などのリフォーム工事において見積を比較することは大切ですが、使用する商品、補修内容、数量、単位は統一しないと比較しようがありません。そうしないと工事する会社によって【何を大切にしているか】が違うので、考え方が違うと見積の中身が変わるので、金額も変わります。そうすると比較しようがないのです。そうなるのでリフォーム工事は相場がつかめないのです。

 

②信用できる見積は〇〇です。

 

見積の項目、明細は公共工事などであれば、共通の業界用語で記載しますし、そもそも、仕様書が決まっていますので、複雑な見積書でも、競合している皆さん同じ工事なので、金額だけ見れば、安い・高いは分かります。しかし、民間(住宅など)は仕様書が無い状態でお客様の希望・建物の状態だけであとは業者の解釈や考え方で見積の内容が変わってしまいます。

 

例えば、できるだけ安く仕上げるので、安い材料・塗装するのみの仕様を組む業者がいれば、高機能・高品質な仕様を組み、改修(補修)、遮熱塗料などを重視する2社の見積を見た時に、もちろん金額は変わってきます。では、どのようにして信用できる見積を判断すれば良いでしょうか。それは【相手(お客様)のことを考えて見積書を作っているか】と【その見積書の根拠を説明しているか】になります。各説明をしていきます。

 

まず【相手(お客様)のことを考えて見積書を作っているか】ですが、見積書を見て何を書いているか分からなければ意味がありません。それは塗装工事であれば【何を塗装するか】が見積項目は当然ですが【塗装工事をするにあたり何をすれば必要か】などを記載しているかどうかです。塗装工事などのリフォーム工事は業者が所持しているもので工事することができません。

 

例えば、電気工具を使うときは電気、水を扱う時は水道を使わせて頂く時があります。ほかに足場工事を取り付ける際に周辺の荷物を移動しないと取り付ける事が出来ない場合や工事する際に移動しないと工事できない場合などもあります。それは業者にとっては””当たり前””のことはお客様には””初めてのこと””ということが多々あります。その【相手(お客様)のことを考えて見積書を作っているか】でそのような記載をしているかどうかは信用できる見積書かどうかの判断になります。

 

次に【その見積書の根拠を説明しているか】ですが先ほどの説明を重複してしまうこともありますが、〇〇をしたら△△になります。ということが業者は分かっていてもお客様には分からないことがあります。そのことをちゃんと説明しているか・否かは信用できるかどうかの判断基準のひとつと言えます。建物によって症状は様々で全て説明するのは難しいかもしれませんが、なるべくお伝えしようとする業者は【お客様目線】でお客様のことを考えて行動できる業者だと言えます。

 

③まとめ

いかがでしたでしょうか??信用できる見積の話を最初の経費の件で当てはめるとそもそも経費についてお客様の事を思って、説明していない・項目に記載がないとすれば、それは信用ができないということになります。せっかく大きな金額を支払うので納得して工事をした方が賢明です。それは塗装工事などのリフォーム工事に関わらず、車の購入や家の購入にも当てはまることだと思います。皆さん納得して工事を依頼しましょう。

 

 

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