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自宅の外壁の特徴と種類

 

 

皆さんは、パッと今思い浮かべて自分の自宅の壁ってどういう種類だとか色だとか浮かびますか?

正直自分は思い出せない方でした。(笑)なんなら屋根の種類も言われて確認するまでわかりませんでした。

そこで今回は皆さんが今住まれているご自宅の種類とメンテナンス方法(気にしておく場所)をお伝えしていきたいと思います。

外壁の種類もいくつかあるのですが今回は、大きくわけて4種類で説明していきます。

 

 

まずは、日本の自宅の外壁のほとんどを占めるのが窯業系(ようぎょう)サイディングと呼ばれるもので作られています。

窯業系サイディングとは、板状の外壁材でセメントと繊維質のもので作られているものになります。

 

窯業系サイディングのメリット

 

なぜ人気なのかというと他の外壁と比べるとデザインバリエーションが圧倒的に多いという特徴があるからです。家を建てるならおしゃれなつくりの方がいいですもんね。さらにこの外壁は工場で大量生産されて作られるので初期費用も抑えるというメリットもあります。家を建てるにしても工場で成型されている為、組み立ての作業の時間短縮になる為、工期が短くて済みます。この外壁は防火性にも優れており、万が一隣の家が火事になった場合でももらい火の影響を受けにくいのです。

しかし、いい事ばかりではなくデメリットもあるので参考にして頂きたいと思います。

 

まずは、この板自体に防水性がないということになります。防水性がないということは雨などが降った際に水を含み、痛みの原因となるということです。

なので水を含む前にしっかり撥水性のある塗料で塗ってあげることが大事になってきます。

 

窯業系サイディングのデメリット

次に蓄熱性が高いというのもあります。これは窯業系サイディングの原料であるセメント質が熱を吸収しやすい素材となっている為、表面温度の上昇により室内の温度が上昇しやすくなっております。断熱材を入れるか遮熱性塗料で塗ることによって温度上昇を抑えることができます。塗装される際に塗料の性能に遮熱性が入っているか確認されるとよいかと思います。遮熱塗料を使用することによって表面温度が10~20℃変わってきます。

 

次にこの窯業系サイディングは板と板を張り付ける為、隙間ができます。隙間があるということはコーティングがあるということになりますのでコーティングの劣化にも気をつけないといけなくなります。

 

コーティングは経年劣化の他に紫外線の影響も非常に受けやすい素材となっています。

紫外線により伸び縮みを繰り返すことによりヒビ割れや穴が空いたりします。

コーティングは始めはゴムのように柔らかいのですが劣化が進むとガチガチに固くなってきます。コーティング自体耐候年数は、だいたい7~10年くらいとなってます。一度ご自宅のコーティングを触られるといいかもしれません。

 

 

 

次はモルタル外壁の説明をします。

モルタルの原料は、セメントと砂を 1:3 を水で練ったものになります。

 

モルタルのメリット

 

モルタルのメリットとしてはまず原料にセメントを使用していることにより耐久性が高いということです。

次に防火性が高いです。これも原料であるセメントも砂も不燃物であることだからある性能です。

このモルタルは先ほどの工場で生産されるものではなく現場で手作業で作る外壁となる為、色々なデザインに出来る為、高級感のある仕上がりとなります。更に板材と違って継ぎ目が無い為、コーキングを気にする必要もありません。

 

モルタルのデメリット

次にデメリットの説明になります。やはりこのモルタルにも防水機能がありません。

しっかり塗装してあげることが大事となります。

 

あとはセメントを使用していることにより固くひび割れを起こしやすいということです。

コーキングのある壁だとコーキングが地震などの衝撃を吸収してくれるのですがモルタルにはありません。揺れがあるとサッシ下あたりにもヒビが多く見られます。

ヒビの原因は他にも経年劣化、乾いたり濡れたりを繰り返すことによっても起こります。

 

ヒビがある場合、コーキングで隙間を埋めてあげて水を進入させないことが大事になります。

デメリットがもう一つあります。それは外壁がデコボコしている為、排気ガス、砂埃になどが溜まる汚れが目立ちやすいということです。

なので定期的に清掃が必要になります。

 

次の外壁は金属系サイディングです。

金属サイディングとは、内側に断熱材を入れて表の部分をスチール板等で作られたものになります。

 

 

金属系サイディングのメリット

金属系サイディングのメリットはまず断熱材が入っている為、金属であるため夏は熱の影響を受けにくく、冬は暖かいという特徴があります。

次に他の外壁材に比べると素材が軽い為、地震が起きた時も振動によるダメージを受けにくいです。

素材が金属でできている為、ひび割れを起こしにくいというのもあります。

水を吸収しにくいという特徴がある為、凍害にも強いです。

凍害とは外壁に中に水が入り込み気温が低いと凍結して素材が破壊されるというものです。

このような特徴がある為、寒冷地に良く使われている素材です。

 

金属系サイディングのデメリット

デメリットとしては、耐震などには強いのですが衝撃により凹みやすいというのがあります、また海沿いなどで使用されている場合、塩害の被害を受けやすくサビてしまったりします。傷にも弱いという点があります。

 

 

最後にALC外壁の特徴の説明を致します。

ALCとは、「Autoclaved Light weight aerated Concrete」の略です。

日本語で言うと軽量気泡コンクリートというものになります。

 

 

 

ALC外壁メリット

 

メリットはまず耐用年数が長いということです。他に外壁素材の耐候年数は30数年というのに対してALC外壁は50~60年と長い耐候年数を誇ります。

次に無機質な原料を使用している為、万が一火災が起きた時も有害物質を発生しません。燃えにくいというのもあります。

気泡が含まれている為、素材も水に浮くほど軽いです。軽いということは耐震性も高いということになります。

また空気の層があるので熱伝導率(温度差がある時の熱の伝わり方)も低い為、断熱性さらに遮音性も高い素材と言えます。

 

ALC外壁デメリット

 

いいとこだらけだったALC外壁にもデメリットはあります。

それは水にとても弱いです。防水性はなく吸収性が高い素材の為、防水性が無くなると藻などが生えやすくなってしまいます。スポンジのようなイメージでしょうか…。

表面強度も低い為、衝撃にも弱い為注意が必要です。

 

以上の4種類が良く使われている外壁になります。

原料によって耐候性、メンテナンスなど変わってきます。

言えることはしっかりメンテナンスしてあげれば耐候性は倍にだってなりうるということです。一度皆さんもご自宅の周りをくるっと回ってみてください。

色々な発見があると思います。今回お伝えしたことをまとめてみてました♪ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

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