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ベランダの床に使われるFRPとは?メリット・デメリットについて

ベランダの床の防水には、さまざまな工法があります。その中でも、FRP防水は耐久性や耐水性、耐薬品性に優れていることから、近年人気が高まっています。

FRPとは、繊維強化プラスチックの略称で、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維に樹脂を浸透させて作られた複合材料です。ベランダの床にFRPを採用するメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット

  • 耐久性が高い
  • 防水性が高い
  • 耐薬品性が高い
  • 施工が簡単
  • 工期が短い

FRPは、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維が強度を保ち、樹脂が耐久性を高めています。そのため、耐久性が高く、長期間使用することができます。また、ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂などの樹脂は、水や薬品に強いため、ベランダの床の防水に適しています。

さらに、FRP防水は、材料を重ね塗りするのではなく、1回塗りで防水層を形成するため、施工が簡単で、工期も短くて済みます。

デメリット

  • 割れやすい
  • 伸縮性が低い
  • 塗装ができない

FRPは、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維が硬いため、割れやすいというデメリットがあります。また、伸縮性が低いため、歪みが生じやすい場所ではひび割れが起きる可能性があります。さらに、FRPは塗装ができないため、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。

 

FRP防水の施工方法

FRP防水の施工は、以下の手順で行われます。

1.下地処理

まず、ベランダの床の汚れや油分を除去します。また、ひび割れや欠けなどの損傷がある場合は、補修を行います。

2.プライマー塗布

下地処理が終わったら、プライマーを塗布します。プライマーは、FRPと下地の密着性を高める役割があります。

3.ガラスマット貼り付け

プライマーが乾いたら、ガラスマットを貼り付けます。ガラスマットは、FRPの強度を高めるために使用されます。

4.樹脂塗布

ガラスマットが貼り付け終わったら、樹脂を塗布します。樹脂が乾くと、防水層が形成されます。

5.トップコート塗布

最後に、トップコートを塗布します。トップコートは、防水層の保護と、見た目の美観を高める役割があります。

FRP防水の耐用年数

FRP防水の耐用年数は、施工方法や使用環境によって異なりますが、一般的に10〜20年程度といわれています。また、定期的にメンテナンスを行うことで、耐用年数を延ばすことができます。メンテナンスとしては、目地や割れなどの補修や、トップコートの塗り直しなどが挙げられます。目地や割れが大きい場合は、FRPの部分的な張替えが必要になることもあります。

FRP防水の費用

FRP防水の費用は、施工面積や施工方法によって異なりますが、一般的に1㎡あたり1万円〜2万円程度といわれています。

施工面積が広い場合は、単価が下がる傾向があります。また、1回塗りではなく、2回塗りを行う場合は、費用が高くなります。

ベランダの床にFRPを採用する際の注意点

ベランダの床にFRPを採用する際は、以下の点に注意が必要です。

下地の状態を確認する

FRP防水は、下地の状態に影響を受けやすいため、下地の状態を確認してから施工することが重要です。下地にひび割れや欠けなどの損傷がある場合は、補修を行います。

施工業者の選定

FRP防水は、施工技術によって仕上がりや耐久性に差が出るため、施工業者の選定は慎重に行いましょう。複数の業者から見積もりを取り、実績や保証内容などを比較して、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

 

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