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外壁塗装・防水の必要性とメンテナンス方法

 

外壁塗装・防水は、建物の耐久性を高め、美観を維持するために必要不可欠です。外壁は常に雨風や紫外線にさらされており、適切なメンテナンスを行わないと、以下のような問題が発生します。

雨水の侵入

外壁塗装・防水機能が低下すると、雨水が外壁内部に浸入し、以下の問題を引き起こします。

 

構造材の腐朽

建物の構造材の腐朽とは、木材を構成する成分であるリグニン、セルロース、ヘミセルロースなどが腐朽菌によって分解されることで起こる木材の劣化現象です。腐朽菌は木材中の水分を栄養源として繁殖し、木材の強度を低下させます。腐朽菌は大きく分けて以下の2種類があります。

白色腐朽菌

白色腐朽菌はリグニンを分解し、木材を白く変色させます。木材の強度を著しく低下させ、最終的には粉砕状に崩れることがあります。

褐色腐朽菌

褐色腐朽菌はセルロースを分解し、木材を褐色に変色させます。白色腐朽菌よりは強度低下は少ないですが、木材の弾力性を失わせ、脆くします。

 

カビやダニの発生

外壁にカビが生えると、見た目が悪く、家の印象が悪くなります。特に、青緑色のアオカビや黒色のクロカビは目立ちやすく、せっかくの綺麗な外壁が台無しになってしまいます。またカビは外壁材を分解し、建物の耐久性を低下させます。カビが進行すると、外壁材が剥がれたり、ひび割れたりすることがあり、雨漏りの原因にもなります。

 

カビは胞子を放出し、それが風に乗って室内に侵入することがあります。カビの胞子を吸い込むと、アレルギーや喘息などの原因になる可能性があります。またダニについては、フンや死骸がアレルゲンとなり、ダニアレルギーを引き起こす可能性があります。またダニはアトピー性皮膚炎の悪化要因の一つで、アトピー性皮膚炎の悪化につながるケースもあります。

 

建物についての影響は、フンや死骸を排泄し、それが建物の劣化の原因になることがあります。特に、畳やカーペットなどの繊維製品にダニが発生すると、ダニのフンや死骸が繊維に付着し、掃除しても取り除くことが難しくなります。

 

シロアリ被害

シロアリは、木材を食べる昆虫です。建物内にある木材を食害し、建物の構造を弱体化させ、倒壊の危険性をもたらします。シロアリ被害は日本全国で発生しており、年間被害額は数百億円に達すると推定されています。シロアリは、床下や壁の中の木材を食害します。被害が進行すると、床が沈んだり、壁に亀裂が入ったりすることがあります。また、家具や建具の木材も食害します。被害が進行すると、家具や建具が破損したり、使用できなくなったりすることがあります。最悪の状態では、建物の構造が弱体化し、倒壊の危険性が高まります。

 

 

雨漏り

塗装は、外壁や屋根に防水膜を作り、雨水の侵入を防ぎます。塗装が劣化すると、防水性が低下し、雨水が建物の内部に浸入しやすくなります。また、塗装が劣化すると、外壁や屋根にひび割れが発生しやすくなります。ひび割れから雨水が浸入し、雨漏りにつながります。雨漏りをしてしまうと、建物の素材が腐食したり、変形したりすると、建物の劣化が進行しますので、注意が必要です。

建物の耐久性低下

建物の耐久性が低下すると、地震や台風などの自然災害時に倒壊する危険性が高まります。また、建物の内部が腐食したり、劣化したりすると、落下物などの事故が発生する可能性もあります。

紫外線の影響

紫外線とは、太陽光に含まれる電磁波の一種です。目には見えませんが、太陽光を虹のように分光すると、紫色の外側に位置することから、紫外線と呼ばれています。紫外線は外壁材を劣化させ、以下の問題を引き起こします。

塗装の色褪せ

塗装の色あせとは、塗料に含まれる色素が、紫外線や風雨などの影響によって分解され、色が薄くなる現象です。

 

チョーキング現象

 

チョーキング現象とは、外壁塗装の表面が粉状になる現象です。チョークの粉のようなものが手に付くことから、この名前になりました。

 

外壁材のひび割れ

外壁材のひび割れとは、外壁材表面に発生する亀裂状の破損です。ひび割れの大きさや深さによって、ヘアークラック、クラック、ストラクチャークラックの3種類に分類されます。

 

ヘアークラック(ヘアクラック)

最も一般的なひび割れで、髪の毛ほどの細い線状のひび割れです。塗装膜の劣化や乾燥収縮によって発生します。

 

クラック

ヘアークラックよりも大きく、数mm程度の幅のひび割れです。外壁材の劣化や下地の不具合によって発生します。

 

ストラクチャークラック

建物構造に影響を与える、1mm以上の幅のひび割れです。地震や不同沈下などの建物の構造的な問題によって発生します。

 

建物の美観の低下

上記の要因で美観にかなり影響します。美観が低下すると、売却や賃貸する場合に価格が下がる可能性や居住者の満足度が低下する可能性、会社の事務所などでは、企業イメージの低下につながる可能性があります。

 

その他

外壁塗装・防水機能の低下は、以下の問題も引き起こします。

結露

結露とは、空気中の水蒸気が、物体の表面で冷却されて水滴になる現象です。冬場の窓ガラスや浴室の鏡などが結露しやすい代表例です。

結露が発生するメカニズムについては、空気中の水蒸気が原因で、温度が低くなるにつれて飽和水蒸気量(空気中に含むことができる最大の水蒸気量)が減少します。飽和水蒸気量を超えた水蒸気は、液体の水滴に変化します。これが結露です。

 

室内の温度・湿度上昇や光熱費増加

塗装の塗膜が劣化し、薄くなると、断熱効果を低下させ、光熱費増加の原因となります。定期的な塗装メンテナンスを行い、塗膜の劣化を防ぐことが重要です。

ちなみに塗料に中には、遮熱塗料や断熱塗料、熱交換塗料と言うものがあり、そのような塗料で塗装をすると、太陽光の熱を反射・断熱・熱伝導を遮ることができます。太陽光の熱対策をすることで、室内温度上昇を抑えることができ、夏場の冷房負荷を軽減し、光熱費の節約につながります。光熱費を10〜20%程度削減できる可能性があります。

 

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メンテナンス方法

外壁塗装・防水のメンテナンス方法は、以下の2つが主なものです。

定期的な点検

外壁の状態を定期的に点検することで、早期に問題を発見し、適切な対策を講じることができます。点検は、年2回程度行うのがおすすめです。

 

 

塗り替え

外壁塗装・防水機能は、年数とともに低下します。適切な時期に塗り替えを行うことで、建物を長持ちさせることができます。塗り替えの時期は、塗料の種類や外壁の状態によって異なりますが、一般的には10〜15年程度と言われています。

まとめ

外壁塗装・防水は、建物の耐久性を高め、美観を維持するために必要不可欠です。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、建物を長持ちさせることができます。

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